気温が下がると、体が温かいものを求めるようになります。 そんな季節に作りたいのが、根菜だけで仕上げるシンプルなスープ。 ごぼう、れんこん、さつまいも——秋の土の中から生まれた野菜たちは、 それだけで十分な旨みと甘さを持っています。
肉も、洋風のブイヨンも使いません。昆布と干し椎茸で取っただしに、 根菜を丁寧に煮込むだけ。ただそれだけで、体の芯から温まる一椀ができあがります。
「シンプルな料理ほど、素材と向き合う時間がある。根菜を切りながら、秋を感じる。それが好きです。」
レシピ:秋の根菜スープ
秋の根菜スープ(昆布だし仕立て)
🕐 調理時間 35分
👥 3〜4人分
🔥 難易度 ★☆☆
INGREDIENTS · 材料
- さつまいも1本(約300g)
- れんこん100g
- ごぼう1/2本
- にんじん1/2本
- 昆布10cm角 1枚
- 干し椎茸2枚
- 薄口醤油大さじ1.5
- 塩少々
- 水800ml
- ごま油小さじ1(仕上げ)
HOW TO · 作り方
- 1 前日夜、水800mlに昆布と干し椎茸を入れて冷蔵庫へ。翌朝には深い色のだしができています。
- 2 根菜をひと口大に切る。れんこんとごぼうは水にさらしてアクを抜く。
- 3 だしを鍋に入れて中火にかける。沸騰直前に昆布を取り出す。
- 4 固い根菜から順に入れて15〜20分煮込む。竹串がスッと通ればOK。
- 5 薄口醤油と塩で味を調え、仕上げにごま油を一垂らし。椀に盛って完成。
丁寧に作るための3つのポイント
① だしは前日に仕込む
時間をかけて水出しすることで、昆布と椎茸の旨みがじっくり引き出されます。 冷蔵庫で一晩置くだけでいいので、忙しい朝でもすぐに調理を始められます。
② 根菜は大きめに切る
煮崩れを防ぎ、食感を楽しむために、少し大きめに切るのがポイントです。 さつまいもは特に、大きく切るほど甘みが際立ちます。
③ 仕上げのごま油を忘れずに
最後にほんの少しのごま油を加えると、香りが一気に立ち上がります。 入れすぎは禁物。「少し足りないかな」くらいが、ちょうどいい量です。
ARRANGE IDEA
余ったスープは翌日、味噌を溶かして味噌汁にしても美味しいです。根菜の旨みがだしに溶け込んでいるので、シンプルに味噌だけで十分な深みが出ます。週末に大鍋で作って、平日に少しずつ食べるのがおすすめの使い方です。
料理は、作る時間そのものも豊かさの一部だと思っています。 根菜を切りながら、だしの香りを感じながら、ただ煮込む時間を楽しむ。 週末の午後に、ぜひ試してみてください。